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白人だけが居住する町「オラニア」を紹介

観光
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オラニアとは?



出所:ウィキペディア(オラニアの国旗)

オラニアは、ケープタウンから約900キロ、プレトリアから約700キロ離れた南アフリカ共和国北ケープ州にある都市、アフリカーナ―による自治区の事です。

ルーツは1960〜70年代に建設労働者の集落として形成された街だそうですが、1990年にカレル・ボショフ(ヘンドリック・フルウールト元南アフリカ首相の娘婿)を初めとする11のオランダ系白人アフリカーナー)の家族が結託し、約150万ランドを拠出して土地を購入しオランダ系白人(アフリカーナー)のみで構成された街を設立しました。

2023年7月現在、オラニアの人口は約2,800人です。町議会は、将来的に10,000人の住民のための都市計画で大幅な成長を計画しています。

目的は2つ

1. 犯罪から逃れるため
2. アフリカーナ―特有の白人文化を南アフリカで守るため

1991年にアパルトヘイトが廃止され、約30年が経過しましたが、アパルトヘイトで迫害されていた人たちは当然、教育を受けられる環境にありませんでした。

その世代の迫害されていた人はアパルトヘイト廃止後も、弱い立場であることに変わりはなく、仕事がない人の一部は犯罪者と化し、南アフリカは世界トップクラスの犯罪国となってしまいました。

特に農場を営んでいる白人がターゲットにして殺害されているケースも多く、このままだとアフリカーナ―文化(言語や生活習慣、伝統など)が消滅してしまうという危惧から設立されたそうですが、アフリカーナ―は白人至上主義の人が多い人種なので、白人だけのコミュニティーを形成したかったのだと思います。

結果、オラニア内の治安は極めて良いとされています。

誰がすんでいるの?

自身をアフリカーナ―と認識し、アフリカーナ―の生活様式やアフリカーンス語を話すことが出来れば誰でも居住できるとしています。

市民たちは「黒人を差別するためではなく、アフリカーナーの文化を守るためにここに住んでいる」としています。

2011年の892人から2023年に2,800人と拡大を続け、毎年人口が約10%成長しています。

この中には、黒人からの報復が不安で移り住んできた人もいれば、単に街に職がなく生活の安定を求めて移り住んでくる人も少なくはありません。

経済状況は?

経済状況ですが、人口の増加と共に年率約11%成長しており、南アフリカの0.2%の成長率とは比較にならないほどの成長を見せています。

オラニアでは、独自の通貨“オーラ”が流通しており、基本的には1ランド=1オーラとなっています。


出所:wikipedia

2019年時点で、労働者は以下の通り雇用されています。

・サービス業:269
・トレーダー:140
・建設業:76
・教育:66
・農業:27
・ホスピタリティ:19
・製造業:12

農業は、Pecan Nutsを生産しておりなんと中国に輸出をするレベルまで成長し、最近では、観光業に力を入れています。
スパやホテルなどの施設が開設され、オラニア内の観光サービスを提供する会社が13も存在し、2013年には年間で2,000人もの人が訪れています。

政治

出所:wikipedia

フリーダムフロントプラス(FF PlusFreedom Front Plus ;アフリカーンス語: Vryheidsfront Plus, VF Plus)は、1994年にアフリカーナ―で(自由戦線として)結成された南アフリカの右翼政党です。Pieter Groenewald(2016年11月~現在)が率いています。

オラニアの人口の大半が支持しております。

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